流されるがままに風俗嬢になっていた私が体験した怖かった体験談

今回の「風俗バイト体験談」は、さとみさん（41歳　山梨県　主婦）からの投稿です。

まだ20代の頃ですが、「お話だけ楽して稼ごう」という広告に乗せられて、出会い部屋のサクラでアルバイトを始めました。

広告上は時給2000円となっていましたが、実際は完全歩合制で男性1人を30分居座らせることが出来てやっと1000円もらえるという制度でした。

しかし男性側は真剣に出会いを探してたり、出会い部屋から出て話したいと言ってきたり、ただただ性癖を見せたくて来ていたりで、たいてい30分居座ってくれる人なんかいなくて時給は波もありますがダメな時は500円くらいの日もありました。

更にその店はサクラしかいないぞという事がだいぶ認知されてきて、冷やかしですぐ帰る人だらけでそろそろ辞めようと思っている時にひとりの男性と出会いました。

客として偶然であった社長さんからのスカウト

その男性はサクラだと承知の上でひやかしついでに来たらしいのですが、なぜか気に入ってもらえて「自分の会社で働きなさい。自分は社長をやっています。」と言ってくれました。

その会社がデリバリーヘルスとアダルトビデオ作成会社でした。

私は最初はアダルトビデオのカメラマンアシスタントをしていました。

とは言っても何のスキルもなく、カメラのコードをもったりしてただけなのですが、、

それだけでやめておけばよかったのに、ヘルス嬢の人数が足りないため顔を隠して写真を撮って、使わせてもらいたいという話になり、Aカップで貧乳の為、写真をヘルス嬢カタログに使っても誰も指名などしないだろうとタカをくくってオッケーしたのですが、まさかの指名入り。

結局はヘルス嬢も兼任する事になってしまいました。

デリヘル嬢としての勤務がスタート

最初についたのは70代くらいのおじいちゃんでした。

もう勃たなくてでも裸で若い姉ちゃんと寝たいというだけの可愛いおじいちゃんでした。

何かしたわけでもないのですが、1時間一緒にいて帰り際には売り上げ金以外に1万円のおこづかいをくれました。

そこで「おいしい…」と思ってしまった自分は性格悪いですね。

他にもたまにですがお客さんがついたりおじいちゃんがリピートしてくれたりですが、あまり人気もなかった為、指名のない時はカメアシしたり、ヘルス嬢の送迎をしたりで、月に20万円くらいでした。

友達にすら言ってなかったけど一度もバレたことはありません。

お金は稼げるけれど闇が深いと感じた風俗の世界

私の場合は社長と仲が良かったため雑務込みで20万頂いてましたが、他のヘルス嬢を送迎して聞いたりしてると本当に人気商売だなというくらい収入格差は凄かったです。

月に40万もらえている人気の子もいれば日に一件指名が入ればいい方で、アダルトビデオ嬢を兼任していたり、ヘルス嬢は本番行為はNGなのですが、別料金で特別に本番しましょうと言っておこづかい稼ぎをしている子もいました。

売り上げ金は半分会社に取られるのですが、本番費は１００%その場で懐に入るのです。

比較的明るい子も多かったけど彼氏にヘルス嬢をやってお金を作るよう命令されている子とか性病がヤバイ子とかいろいろな闇を見て、自分には向いてない…と薄々感じていました。

勤務先に警察の捜査が入り事情聴取を受けることに

しかし社長の手前辞めれずにいたある日、あっけなく退職の日が来ました。

本番行為がバレて上層部も承知していたと認定されて社長が捕まりました。

私は出勤前に他のヘルス嬢の子から電話をもらいました。

「今、行っちゃダメだよ。警察がいるよ。…もう終わったよ。」すぐに察しはつきました。

3日後くらいに警察から私にも出頭するよう言われ、あまりにも怖くて指名してくれるおじいちゃんについてきてもらいました。

警察は話だけ聞いて「女の子は被害者だからねぇ」と言って帰してくれました。

でもとても怖い経験でした。

お金も大切だけれど身の安全も大切

結局は自分にはこの仕事は向いてなかったと思いますが、純粋にこの仕事が好きな子もいたし、たくさんお金を得ている子もいたので一概にダメな職業とは言えないのかもしれません。

実際私も警察までただだまってついてきてくれたおじいちゃんと出会えました。

今でも友達ですw

ただ法律は守った方がいい。お金より身の安全を。

それだけは強く思います。